【"You" って誰のこと?】カナダ生活で混乱した「一般的な人」を表す英語の使い方

英語を勉強していると、「you=あなた」と習いますよね。
でもカナダで暮らしていたとき、ある日ふとこんなフレーズを耳にして、私は混乱しました。

あるカフェでバリスタと話していたときのこと。

“You know when you’re walking in the snow and your feet get totally soaked?”

私は心の中でこう思いました。
「いや…今日は晴れてるし、雪も降ってないけど…“私”が雪の中歩いてるってどういうこと?」

✅ 「you」は「あなた」だけじゃない

このときの you は、「あなた」ではなく、“誰でもそうなる”一般的な人間を意味していました。

つまり、

“You know when you're walking in the snow…”

=「(人って)雪の中歩くと、足がびしょびしょになるよね〜」

というニュアンスです。

✅ カナダで感じたギャップ:習った意味と違う!

日本の英語教育では「you=あなた」とだけ習いがち。
でもネイティブの英語では、

  • 誰にでも起こりうること

  • 一般的なあるある話

  • 「人ってさ〜」に近い表現

you がよく使われます。

当時の私は「なんで急に私の話になってるの!?」と混乱し、会話の流れについていけなかったことを覚えています。

✅ 「一般の人としての you」よくあるパターン

ここでは、日常英会話でよく使われる “一般の you” の例を紹介します。

“You never know what's going to happen.”
→ 何が起こるかなんて分からないもんだよね(人は皆)

“You get nervous when you have to speak in public.”
→ 人ってさ、みんな人前で話すと緊張するよね

“You just press this button and it works.”
→(誰でも)このボタン押すだけで動くよ

ポイントは、自分や相手を特定しているわけではないこと。
「人間ってそんなもんだよね」という客観的な話に使われます。

✅ “you” の代わりに使える他の表現は?

実は英語には他にも「一般の人」を指す代名詞があります。

  • one
    → かなりフォーマル。「One never knows what will happen.」

  • people
    → ざっくりした人々。「People get nervous before interviews.」

  • they
    → 不特定多数を意味する。「They say it’s going to rain tomorrow.」

でも、一番よく使われるのはダントツで “you” です!

✅ 学習のポイント:聞き手に責任を感じさせない

「you」と言われると、日本語感覚では「あなた」が責められてるように感じてしまうことも。
でも英語ではあくまで一般的な主語としての youが非常によく使われます。

聞くときも、使うときも「自分や相手に限定しない表現」として意識すると、ネイティブっぽい英語がぐっと身につきますよ!

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Kenichi Ariga